下町もろもろ

江戸から下総(千葉)に続く道。

2017/04/20

JUGEMテーマ:東京散歩

春の空には若葉の緑がよく似合います。

これも年に一度の出会いの一つ。

きっと江戸時代もこの景色の下に町人文化も花開いていたのでしょう。

 

古典落語を聞いていると多くの江戸文化に触れることが出来ます。

「‥‥平井村の聖天様ご信仰で、子が授かりますよう願をかけに通う。途中、平井の渡しで船頭が養っている子を貰い受ける‥‥」で始まるのが芝居噺「中村仲蔵」。この歌舞伎を題材にする噺は六代目三遊亭圓生ならではの名人技。内容には落語ファン、歌舞伎ファンなら感激すること間違いない江戸の話です。

   平井聖天宮(燈明寺)

同じく江戸の地理もよくわかります。両国方面、浅草方面、向島を通り、柳嶋の妙見様を通過、亀戸村から小村井、で中川の平井渡しを使う、下総の行徳に続く道はその先、江戸川の渡しまで続いていたようです。

(この時代には現代の荒川は無かった)

今、行徳道の名残。

 

江戸、下町文化を教えてくれる芝居や落語はいつ聞いても新鮮です。

(良)