ジュエリーの美しさはモチーフ(造形)だけではなく、カットのデザイン、
宝石の組み合わせ、造りによって個性と魅力が出ることが分かります。
石垣順子さんのこの作品でその例を見てみましょう。
K18 クオーツペンダントヘッド [シュネ・ステラ]
全体の形(シェープ)はオーバル型で縦横の比率は通常よりやや縦長です。
上(表)部分に6角の組み合わせが中央まで山状に盛り上がります。
下(裏)部分は8方向に放射状に彫刻カットが入ります。
このオリジナルカットにより表現されるクオーツの魅力は「純白の輝き」で、
分散によるスペクトルが少ない、気品あふれる白色をお楽しみいただけるメカニズムです。
バチカン部分にパライバトルマリンの蛍光色を添えることによって、高級感が高まり、
K18の繊細な縁取りは2つの宝石の美しさと存在を分かり易くしてくれています。
(良)
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