下町もろもろ

下町の隠れた名所

2017/03/17

JUGEMテーマ:東京人の東京観光

向島の新名所、スカイツリーは小さな川の畔にありますね。川は下町の象徴。

実は江戸はベニスのように船で物資を運ぶ川の町で、今道路になっている多くは江戸の川の名残です。

荷車で運ぶ量には制限がありますが、川をつなぐ水路を使って運べばたくさんの荷物を運ぶことが出来ました。

そして、橋の近くには番所があり、大きな川から江戸の川に入るのには不審な船を通過させないために番所があり、

 

船

 

「旧中川船番所」は、江戸の東の入り口の一つでした。今はその地に資料館もあり、特に知られた観光名所ではありませんが、重要な史跡です。亀戸駅近くの「梅屋敷」から出る観光バスは珍しい水陸両用車で、この番所跡でダイビングしボートになります。

ここ旧中川につながる小名木川、堅川、横川、などなどは、江戸下町の運河のような役割で、山本周五郎、池波正太郎ほかの物語に多く登場。時代劇で悪人が切られると必ず川に飛び込むシーンになりますね。

いま、それらの川は大変美しく整備され、散策だけではなくランニング、ボート、カヌーなどの練習場所になっています。

 

ボート置場ボート

 

暖かい季節の散歩には是非、江戸の古地図を参考に下町水紀行をお勧めいたします。

東京の新しい今、と古い昔は共存していることを知るのも面白いです。(良)